カワマタ水産 三代目
川又範計さん
北海道の南西、穏やかな噴火湾に面した洞爺湖町では、数十年おきに噴火を繰り返してきた有珠山の麓で、はるか昔から人々の暮らしが営まれてきました。湖(洞爺湖)、山(有珠山)、海(噴火湾)に囲まれた自然豊かなまち。交通の便もよく、観光景観に恵まれていることから、北海道有数の観光地となっています。
そして、火山が作り出した雄大な景観と、その特徴を巧みに生かして収穫された農産物や海産物は、世界でもここにしかない「大地の恵み」です。食だけではない、温泉や文化でもジオパークを体感できる、日本初の「ユネスコ世界ジオパーク」認定地・洞爺湖町から、「大地の恵み」をお届けします。
暖流と寒流が混ざり合う噴火湾は、太平洋の豊富な栄養素が流れ込む海域。川からは森の栄養が海に運ばれ、噴火湾の海水と混ざって植物プランクトンを増やし、豊かな漁場を作っています。鮭はほどよい塩加減で、身もふっくら。ホタテは貝柱が厚くまた大きく、ぷりぷりで甘みがあります。その他にも、ウニやたこなど、洞爺湖町には美味しい海産物がたくさんあります。
カワマタ水産 三代目
川又範計さん
焼き上がった身は力を入れずに箸でほぐせるほど柔らかく、フワフワの食感は鮭フレークなどにしてもおいしいカワマタ水産の新巻鮭。塩辛くないので、生鮭のように鍋やバター焼きの材料として使うこともできます。切り身のまま真空パックにされているので、食べる分だけすぐに調理できる点も便利です。
開発したのは、カワマタ水産三代目の川又範計さん。「これまでの辛くてパサついた新巻鮭のイメージを覆したい」と、改良を重ねてきました。目指したのは、近年の流行でもある脂乗りがいい外国産のサーモンの食味。ポイントは、甘みを残す絶妙な塩加減と、熟成させる時間と温度。試行錯誤を重ねることで、鮭のうまみをギュッと閉じ込め、柔らかく仕上げました。「食べやすく優しい味なので、お子様からお年寄りまでみんなで食べられます」と川又さん。
1965年、洞爺湖町の虻田港がにしん漁場で盛り上がっていた頃、番屋として始まったカワマタ水産。漁獲量減少に伴って、現在は小売・卸売・製造・加工業として、市場から食卓へと魚を運んでいます。新巻鮭となる鮭は、噴火湾で獲れたA品のものだけを使用。カワマタ水産が長年培ってきた魚の目利きとしての力を発揮し、脂乗りが良い大きな鮭だけを使っています。
お客さんの直の声を聞き、改良を加え続けているカワマタ水産の新巻鮭。より良くしていくために、変化を恐れない。そんな柔らかで勇敢な姿勢が、カワマタ水産の味を作っています。
カワマタ水産 三代目 川又範計さん
洞爺湖周辺の雄大な大地で健やかに育った肉牛。特に脂の質がよく、まろやかで甘い脂ととろけるような食感が特徴です。柔らかい肉は噛むほどにしっかり牛肉の味を感じます。年間出荷頭数が少ないためあまり市場に出回らない普段はなかなか手に入らない貴重なお肉。A4ランク以上の黒毛和牛品種です。
北翔産業
大西康弘さん
自家栽培の牧草を食べて健やかに育った北翔産業のとうや湖和牛は、まろやかで甘い脂が特長です。柔らかい肉は、噛むほどにしっかり牛肉の味を感じます。ステーキで肉そのものの旨味を存分に味わうもよし、薄くスライスして焼肉やすきやきにするのもおすすめです。
とうや湖和牛は12段階のうち4以上のサシが入ったA4ランク等級の牛にのみ認められるブランドです。洞爺湖町で3軒のみが生産しており、生産量の9割が東京へ流通する希少種。町内で手にすることはあまりできません。
繁殖から流通まで一貫生産にこだわる北翔産業。そうすることで、生まれたばかりの子牛の状態から成牛まで、全体を通して手を掛けることができるのだそうです。一生を通して健康な牛に育てるために重要なのは、生後1〜3ヶ月の子牛を健康に保つこと。そのため子牛だけでなく、母牛の健康状態を良好にすることに力を注いでいます。多くの牧場で経験を積んできた二代目の大西康弘さんは、「うちで育つ牛は、一頭一頭健康で、幸せでいてほしい」と穏やかに語ります。
北翔産業は、余裕をもって牛を飼育できるよう牧場の規模に対するスタッフの人数も多めです。それも、牛の健康状態のわずかな変化に気づき対処することで、おいしい肉牛を生産するため。一つひとつの取り組みから伝わる、牛たちへの細やかな愛情。その愛情がまろやかなとうや湖和牛の味となって、全国にファンを増やしているのでしょう。
北翔産業 大西康弘さん
肥沃な大地を有する洞爺湖町。美しい水と綺麗な空気、有珠山の火山灰の恩恵を受けた畑で育つ洞爺湖町の野菜は他では味わえない美味しさ!農協系組織としては日本国内で初めて国際基準であるグローバルキャップ認証を取得しており、品質は保証されています。また、とうもろこしは洞爺湖町ふるさと納税の中でも人気の返礼品のひとつです。
塩田農園の皆さん
黄金色に輝く、粒が揃った塩田農園のとうもろこし。先端まで実入りのあるめぐみゴールドという品種は、ひと口食べると弾ける甘みが口いっぱいに広がります。洞爺湖町のふるさと納税でも人気ナンバーワンの商品。毎年リピーターが増えているというのも納得です。
とうもろこしを育てる塩田農園があるのは、洞爺湖のすぐ近く。山に囲まれた畑の立地は寒暖差を生み、それがとうもろこしをグッと甘く育ててくれるそうです。「おいしさの秘密をよく聞かれるけど、毎日畑に出ること以外、特別なことは特にしていないんです」と四代目の塩田満さんは笑いました。
今では洞爺湖の夏の風物詩でもある、塩田農園のとうもろこし。きっかけは約30年前、畑のすぐそばにキャンプ場ができたことでした。「ゆでたてのとうきびをキャンプ客に食べてほしい」と売り始めた塩田さん。それを食べたお客さんがファンとなり、ファンの声を受けて全国発送を始めました。なるべく鮮度の良い状態で届けられるよう、朝採ったとうもろこしは冷蔵庫に保管し、その日のうちになるべく早く発送しています。
畑のそばにオープンした直売所で、朝採れのゆでとうきびやとうきび入りカレーパンの販売も始めました。「とうもろこしは採ってすぐが一番おいしい。もし食べてみたいと思ったら、ぜひとも洞爺湖に遊びに来てください」と塩田さん。Uターンした息子と共に、家族みんなで育てる塩田農園のとうもろこし。塩田家のあふれる笑顔は、とうもろこしに詰まった甘みのようでした。
塩田農園の皆さん
温暖な気候、キレイな水、良質な土質の美味しいお米作りに必要な条件に恵まれた洞爺湖町の財田地区。そんな恵まれた土地で生み出される財田米は「まぼろしの米」と言われることも。とても小さな栽培面積でつくられており、希少価値が高いお米と言われています。
芳醇な甘みともちもち感が味わえる唯一無二のお米をお楽しみください。
宮内農園
佐々木哲三さん
2018年、お米の日本一を決める「米-1グランプリ」で大賞を獲得した宮内農園のゆめぴりか。モチモチとした食感でツヤがあり、噛むほど芳醇な甘みを感じるのが特長です。財田米は洞爺湖町の財田地区という限られた地域で作られているため、その流通量の少なさから「まぼろしの米」とも呼ばれています。
「おいしい」と近隣で評判になっているものの、収穫量が少なく主に地元で消費されていた財田米。宮内農園の佐々木哲三さんは、「本当に他所と比べておいしいのか、確かめてみたい」と米-1グランプリに出品してみることにしました。結果、初登場で大賞を獲得し佐々木さんもびっくり。全国に財田という地名を広めるきっかけになりました。
財田米のおいしさの理由は、土壌の環境と日照時間にあります。11万年前、財田には大河が流れていました。やがて火山灰が降り積もり、川底の土と混ざり合って、水田に適した抜群に水捌けが良い土になったのです。日当たりが良く水田を流れる水が温かいことも、財田米のおいしさを作っています。
財田地区で136年続く米農家を継承する佐々木さん。40代でサラリーマンを辞めて、妻の実家の宮内農園を継ぐ決意をしました。きっと平坦な道のりではないでしょう。けれど、「どんなに大変でも、財田米は作り続ける価値があると思いました」と語ります。コンテストに出品したり、財田米のPRに取り組んだり。さまざまな方法で、財田米のおいしさを世界にアピールしています。
宮内農園 佐々木哲三さん
こちらでご紹介した種類のほかにも
様々な返礼品をご用意しています。
詳しくは各ふるさと納税
ポータルサイトからご覧ください。
経済的な理由によって進学が困難な生徒に、学資金や入学時一時金の貸付を行っており、その一部に活用させていただきます。また、学校教育の充実を目的に、学校教育事業への支援に活用させていただきます。
洞爺湖町では5月にマラソン大会、8月に北海道トライアスロン大会を実施しており、毎年多くの参加者が来町します。参加者の皆さんが安心して大会に臨めるように、大会運営費用等として活用させていただきます。
観光関連施設の整備等や地域活性化事業等に活用させていただきます。
洞爺湖が一望できる湖畔の小さな美術館では、作品の展示の他、年間を通して多彩な企画を実施。また、入江・高砂貝塚を含む北海道・北東北の縄文遺跡群は令和3年に世界文化遺産に登録されました。洞爺湖町の芸術・文化が永く愛されるための事業に活用します。
増え続ける外来生物による在来生態系への影響を食い止め、洞爺湖町が誇る美しい景観を維持するために活用します。
少子高齢化が進む町として、子どもも高齢者も住みよい町づくりをすすめるため、出産祝い金事業や地域食堂運営事業などに活用します。
寄附金の使い道は町におまかせいただきます。
北海道の南西、穏やかな噴火湾に面した洞爺湖町では、数十年おきに噴火を繰り返してきた有珠山の麓で、はるか昔から人の暮らしが営まれてきました。
火山が作り出した雄大な景観とその特徴を巧みに生かして収穫された「とうもろこし」や、雪を活用した貯蔵庫で眠らせることで糖分が増した「雪蔵じゃがいも」など農産物が特産品です。
また、暖流と寒流が混ざり合う噴火湾は、植物プランクトンを増やし、豊かな漁場となっています。この漁場で水揚げされるホタテは身が締まっていて甘みがあり、世界でもここにしかない「大地の恵み」です。
洞爺湖の豊かな自然と恵まれた気候の中で育まれた数々の特産品をぜひお楽しみください。
いただいた寄附金は子育て支援や環境保全・観光振興など町を活性化させる事業へ活用しております。洞爺湖町の応援をよろしくお願いいたします。
洞爺湖町長 下道英明